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暗号を使おう! |
電子メールに暗号をかけて送ることは、手紙を封筒に入れて送るようなもの。ごく自然なことである。 ここでは、暗号ソフトPGPをはじめとする暗号の問題についての資料を集めたい。あまり専門技術的なものは別のところにお任せするとして、暗号を通じてプライバシーとか暗号政策といったものについて考えていきたいと思う。 |
暗号の基礎データ●暗号にもいろいろ種類がある。 ●その中で、有名なPGP(Pretty Good Privacy)などの「公開鍵暗号方式」のものは、現在の技術では解読不能である。 アメリカのNSA(国家安全保障局)でも無理。 ●しかし、現実問題として、暗号は解読されてしまうことが多い。その最大の原因は人間の側にある。誰でもわかるようなパスワードを設定したり、それをどこかに書き留めておいたり。暗号をかけたくせにメールのタイトルに内容を書いてしまう人も多いらしい。 ●また、内容が分からなくても、場合によっては「どこのだれがだれにメールを送った」ということそのものが重要な情報となる場合もあるだろう。 ●バックドア(政府などが誰の暗号でも解読できるようにする仕組み)技術などは、今のところ、アメリカでは猛反発を受けた。でも、日本人は「犯罪捜査に資する」とかいわれると「反対する奴は犯罪者」などという低劣な論理を持ち出して賛成しかねない。 ●結論。暗号技術そのものはほぼ完璧だ。それが破られる原因は人間の側にある。 |
もくじ完全日本語化版 Project Tochows2000。
●The comp.security.pgp
FAQ 日本語版
●バックドアはあるのか?
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