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世界のテロ組織と対テロ組織
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イギリスの対テロ部隊
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●SAS 特殊空挺任務部隊
●設置 |
●最近の動向 テレグラフ(95.12.11)は、SAS軍人がコロンビアでの人質救助に加わっていたと報じた。8月、事務員のティモシー・コウリー(Timothy Cowley)軍曹(33歳)は、バードウォッチング中に誘拐された。フェラノ(Ferrano)将軍(コロンビア警察)は、「英国大使館SAS工作員と連携しての諜報作戦」によって救助が可能であったと明言した。救助・監視・対テロに関して高度に訓練されているSASチームは、誘拐事件後にコロンビアに送られた。 英国航空は、フランスでの審議後、400万フランの損害賠償をフランス人乗客に支払うことになっている。乗客は、イラク侵攻直後のクウェートに着陸した機に乗っていた。英国航空と英国治安部隊が共謀しており、飛行機はSAS部隊を運んでいた、ということである。テレグラフ(95.11.9) テレグラフ(95.8.31)によると、ボスニアのセルビア人に対するNATO空爆作戦の間、NATOのジェット機による精密な空襲のために、SASを含む特別軍は、地上でレーザーによってターゲットを指定することに使われていた。 英国は人権会議を無視しているとヨーロッパ法廷が認定したため、政府はジブラルタルで狙撃されて死んだ3名のIRAメンバーの関係者に法的賠償を支払った。副総理大臣は法廷によるこの決定を「不可解だ」と述べた。3人のIRAメンバーは、1988年、ジブラルタルでの式典警備の交代のときに、車載爆弾を爆破させようとしているのだと思いこんだSAS工作員に打たれたものである。テレグラフ95.9.28, 95.12.27. パレスチナ人ハイジャック犯ソウハイラ・アンドラウェス(Souhaila Andrawes)とSAS隊員バリー・デイヴィース(Barry Davies)(1977年10月に飛行機を急襲した)が、本と映画で協力するために再会した。アンドラウェスはSAS部隊が飛行機を急襲する際に、足に27発の弾を受け、生き延びるとは思われていなかった。彼女の3人の仲間は殺された。彼女は暴力に背を向け、ノルウェイに移住した。ダヴィスにとってはモガディシオ包囲攻撃が彼のSASでの長い勤務のハイライトであった。87人の乗客をプラマからフランクフルトへ輸送中のルフトハンザ181便を、テロリストが掌握した、というのがそのとき世界中の見出しとなったものだ。サンデー・タイムス96.2.11. SASが初めて公然と現われて発言した。それは湾岸戦争におけるブラボー・ツー・ゼロ(Bravo Two Zero)パトロールに関するITVのドラマ「One That Got Away」を非難したものである。この番組は、湾岸戦争中に敵前線背後に降下した8人の隊員の一人、クリス・リアン(Chris Ryan)による同名の本に基づいている。デヴィッド・リオン(David Lyon)大佐(SASの佐官司令官、元SASメンバーによる近年の出版ラッシュに対処する委員会議長)は、通常とは異なった手順になるが、この番組が死亡者の親族に不要な悲しみを起こさせたことについて、デイリー・テレグラフに不平の手紙を送ってきた。テレグラフ96.2.19. BBCも、同じ部隊についてのドラマを、アンディ・マクナブ(Andy McNab)の「ブラボー・ツー・ゼロ」という本にもとづいて作製した。アンディ・マクナブは部隊長であった。 陸軍は、SAS地方守備兵の活性化を開始した。二つのSAS TA部隊 21 SAS (V)――ロンドン基地(Dulwich, Hitchin, Bramley, Newportにも基地あり)――と、23 SAS (V)――ブリミンガム基地(マンチェスター、リーズ、ニューキャッスル、ダンディー、グラスゴーにも基地あり)――が、1994年前線第一防衛削減において削減された。他の多くのイギリス陸軍部隊同様、これらも現在は応募不足に悩んでいる。新規隊員募集のための活性化第一段階は、陸軍の雑誌「ソルジャー」での2ページの記事で、最近のSASの訓練を写真入りでレポートし、部隊の役割について詳細に描いている。ソルジャー誌副編集長ジョン・エリオットは、「それ相応の理由があってMoDがSASを極めて秘密のもとに置きたがっているのだとしても、私たちが一度書いた内容によって透明化したことは明らかだ」と述べた。テレグラフ96.1.16. SASとSBSは新兵器を獲得するかもしれない。最大6つの世界でも最も強力な武装航空機購入計画がある。アメリカの航空機、スペクトル(C-130
ハーキュリースの変形)がすでに、最近のボスニア作戦で飛行している。これは40mm6連装ガトリング銃と3000の弾丸、Bofors 40mm機関銃、105mm曲射砲を装備している。これは二つの対象に同時に発射する能力、偵察のための特別テレビ、完全レーダー、電子保護装備があり、さらに軽量セラミック・アーマーもある。これはロックウェル航空機整備所にて必要品を供給され、現在はアメリカ特別部隊の活動においてのみ使われている。
SASは新しい拳銃を評価している。SASは拳銃を隠された武器、あるいはHK MP5 サブマシンガンがジャミングした場合のバックアップとして使用している。これはアンダー・アーム・ホルスターで運ばれ、2丁拳銃として使われる。しかし、最も強力な拳銃が近接して使われない限り防げる現在の軽量防護服が、テロリストや犯罪者にも使われるようになっている。結果的に、SAS(とその他のイギリス組織)は新拳銃
FN Herstal製作のFive-SeveNを評価している。この新拳銃は世界最強の拳銃だという。200メートルの距離から薄板状のケブラー製防護服48枚を貫通しうる。茶色の9mm拳銃(現在SASが使っているもの)は秒速350mで8グラム弾を発射するが、Five-SeveN(5.7mm)は、2グラムの弾丸をほぼ倍の秒速650mで発射する。また、これは軽量弾を使っており、発射時のガス圧を部分的に相殺させるように巧妙にデザインされているため、反動も従来の拳銃よりはるかに少ない。サンデー・タイムス96.7.7.
活動の混乱。96年8月1日木曜日、『ネメシス・ファイル』の著者ポール・ブルース(Paul Bruce)は、午前5:45、Weston-super-Mareの自宅で、RUC隊員に拘束された。出版社によると、新しい章の書かれた原稿のコピーも奪われたという。『ネメシス・ファイル』は、北アイルランドで約30人を抹殺したSAS隊員のノンフィクションを描いたベストセラーであり、ブルースはそのメンバーだと主張していた。国防軍は常にこの主張を笑い飛ばし、シン・フェイン党でさえもそれを「全体的に奇妙だ」と述べていた。ポール・ブルースは北アイルランドに移送され、RUCによってテロ活動の防止について質問された。1日、尋問と陳述が続いた。金曜日(8月2日)にRUCは声明を発表した。その本は「フィクションの仕事」。ポール・ブルースのペンネームを使っていたポール・インマン(Paul Inman)は、SASに勤務したことはなかった。彼は最近数ヶ月、アルスターで軍の自動車工として働いていた。RUCは、彼を尋問するのは警察の時間を無駄にするものだと認定した。上級SAS情報源は「我々が常にそう行って来たように、この男が偽物だと暴かれたので、我々は喜んでいる」と述べている。テレグラフ96.8.1.-8.2 新しい規則により、本を出版した元SASメンバーは、SAS本部に入ることを禁止されることになった。97.1.22.
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●特別ボート部隊
●概説 |
●コマッチオ中隊
●概説 |
●ロンドン警視庁D11部隊 アメリカのSWAT部隊と同様。警視庁の火器指導員によって編成。 |
●ロンドン警視庁反テロ部
●長官 |
●SAS HAG部隊(House-Assault Group)
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●RUC 英国アルスター保安隊
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