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都市ゲリラ・ミニマニュアル(都市ゲリラ教程)
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ストライキと作業放棄 |
ストライキは、作業や学業を中断して敵に損害を与えるために都市ゲリラが工場や学校でとる行動形態である。それは搾取者や抑圧者がもっとも恐れる武器の一つだからである。敵はストライキに対して非常な弾圧と驚くべき暴力を行使する。ストライキを行なった者は投獄され、拷問を受け、多くの者が虐殺されている。 都市ゲリラは、指層者の身許がわかるような手がかりや形跡を残さぬように注意してストライキを準備しなければならない。秘密裡に、誰にも知られない方法で慎重に準備し、小さなグループの行動を通じて組織するならば、ストライキは成功する。 破壊や攻撃に用いる武器、弾薬、火炎ビン、手製の武器などのすべては、敵と交戦するためにあらかじめ支給されなければならない。そうすれば敵に最大限の損害を与えることができる。そのために敵について研究・調査しておき、破壊工作(サボタージュ)の計画にそれらの武器を準備することは有効である。 たとえ作業や学業の放棄が短期間しか続かなくとも、そのことは敵に手痛い麻痺・打撃を与える。一地域の異なった地点や部門が切断されれば十分である。日常生活が麻痺し次々と限りなく波及し、確実にゲリラが伝播する。 ストライキや簡単な作業放棄のなかで、都市ゲリラは占拠や潜入や襲撃の行動を起こすことができる。その目的は人質を捕え、捕虜を捕え、敵の手先を捕えてストで逮捕された者とを交換することにある。 場合によっては、ストライキや簡単な作業放棄は流血をなんとも思わぬ凶暴な警察を物理的に一掃するための待ち伏せや、ワナを仕掛ける絶好の機会を提供する。 根本的なことは、ゲリラ活動によって敵が物質的・精神的打撃をうけ、弱体化することである。 |
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