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都市ゲリラ・ミニマニュアル(都市ゲリラ教程)
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地理の知識 |
地理は都市ゲリラにとって味方のようなものである。したがって自分の手のひらのように知っていなくてはならない。 味方という意味は、地形の特殊性、高低、屈折、変化、公道、あるいは秘密の道、人が住まなくなった地域、その他を把握せよということである。そうすれば武装活動、徹退、援護、隠れ場所などに最大限に生かすことができる。 袋小路、狭い道、その入り口、工車中の道路、車の検問所、軍隊の近辺、遮断された道賂、トンネルの出入口、その他敵が遮断できる場所、交差点、警察に監視・規制されている曲り角、信号、道路標識、戦闘での致命的失敗を防ぐため、これらすべてに完全に精通していなければならない。 問題は包囲網をくぐり抜けることであり、敵を未知の土地に引きずり込み、迷わせることにある。 大通り、街路、路地、出入口、交差点、抜け道、空地、地下道、上下水道などすべてに精通していることによって、警察にも知られない複雑な道を安全に通っていける。またそこで奇襲や待伏せ、ワナを仕掛けることもできる。 地理に精通していれば、ゲリラはワナにかかることもなく、徒歩、自転車、自動車、ジープ、トラックなどを使用して通り抜けることができる。二、三人の小グループで活動すれば、前もって決めた場所と時間に集結できる。そして新たなゲリラ作戦を推し進め、警察の包囲の裏をかき、大胆に欺くこともできる。 都市ゲリラが知り抜いている入り組んだ土地では、警察にとっては見えない者を抑え、抑えようのない者を制止し、誰かわからない者と交戦するようなもので、解決のしようがない。 われわれの経験では、都市ゲリラの理想は、街並み、近隣の人々、交通網、その土地の特殊性を知り抜いている、自分の出身都市で活動することである。 外から都市にやってきた土地に不案内な都市ゲリラは、グループの弱点になり、他人まで危険に巻き込む。重大な過失を防ぐため都市の地理を詳しく教えておく必要がある。 |
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