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都市ゲリラ・ミニマニュアル(都市ゲリラ教程)
The Minimanual of the URBAN GUERRILLA
by Carlos Marighella

 
決断
 

 都市ゲリラにとって意表性、迅速性、地理の知識、情報などを得る場合、それが自分に気に入っただけのものであるのなら不十分である。いかなる状況のもとでも見通しや決定に対して遂行しうることを示さなければならない。これなくしては、他の利点があっても役に立たなくなるだろう。

 たとえ計画はよくできていても、確信がなく、優柔不断で躊躇していることをさらけ出すなら、十分に行動に移すことはできない。 たとえ成功裡に作戦が開始されたとしても、もしある状況の見通しや決定の遂行能力が突際の計画の実行過程で動揺するならば、敗北に終わることもありうる。見通しや決定の遂行能力に欠ける場合には、動揺や恐怖をもたらすことになり、敵はこうした失敗につけ込み、われわれを一掃することができるようになる。

 いかなる作戦においても、成功の鍵は、それが単純なものであれ複雑なものであれ、あるいは容易なものであれ困難なものであれ、決意した人間にかかっている。厳密にいうならば、作戦に容易なものなどありえない。すべてもっとも困難な場合を想定して、訓練した注意力をもって遂行せねばならない。それには各個人の資質の検討から始めねばならない。すなわち、訓練にはつねに指導性と決断力を必要としていることを意味している。

 ゲリラの参加者は、作戦準備期間中にでも作戦が成功するか否かを見通すことができる。接触を指示することに失敗したり、混乱しやすかったり、忘れっぽかったり、任務の基本的なことを完遂しえなかったりする未熟な者は、優柔不断にならざるをえないし、危険であろう。それらに当てはまらないことはいいことである。

 決断とは、大胆で厳密な計画を実行に移すことである。すなわち、一切が失敗に帰すことになる場合も恐れない人間こそ必要としているのである。

 

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都市ゲリラ・ミニマニュアル
はじめに定義資質生きのびるか技術上の準備武器射撃戦闘グループ兵站技術技術の特徴緒戦の優位奇襲地理機動性とスピード情報決断目的
行動様式と性格襲撃銀行襲撃奇襲と潜入占拠待ち伏せ市街戦術ストライキと作業放棄脱走、武器・弾薬・爆薬の強奪・奪取・流用囚人の解放処刑誘拐破壊工作テロリズム武装宣伝神経戦戦闘を行なう分析負傷者ゲリラの安全七つの大罪大衆の支持都市ゲリラ戦争はゲリラの学校である

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