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都市ゲリラ・ミニマニュアル(都市ゲリラ教程)
The Minimanual of the URBAN GUERRILLA
by Carlos Marighella

 
襲撃
 

 襲撃とは資金を強奪し、囚人を解放し、爆薬、機関銃、その他の武器弾薬を捕獲するための武装攻撃である。

 襲撃は真昼間でも夜中でも実行可能である。

 日中の襲撃は目的物が他の時刻では成功しえない時に行なわれる。

 たとえば銀行からの現金輸送の場合で、これは夜には行なうことができない。

 夜間の襲撃は、一般に都市ゲリラにとってはもっとも有利である。夜間の襲撃は奇襲の場合好都合であるし、暗闇が逃走を容易にし、参加者の身元を隠してくれるからである。いずれにせよ都市ゲリラは、昼夜を問わずどんな条件下でも行動できる用意がなければならない。

 もっとも攻撃しやすい目標は次の通りである。

  1. 金融機関
  2. 武器・弾薬の製造を含む商業・工業関係の企業
  3. 軍事施設
  4. 派出所や警察署
  5. 刑務所
  6. 政府財産
  7. マスコミ機関
  8. 北米人の会社、財産
  9. 軍隊や警察の車輌、トラック、装甲車、現金輸送車、列車、船舶、飛行機などを含む政府の輸送機関

 施設に対する攻撃は、財産もビルディングも固定した目標としてある点では、みな同じ性格を持っている。

 ビルディングへの襲撃は、銀行、商社、工場、兵舎、刑務所、放送局、帝国主義者の会社の倉庫などのそれぞれに応じて異なる。

 輸送手段(現金輸送車、装甲車、列車、船舶)への攻撃は動く目標であるために、また性格は異なる。作戦の性格は、位置や可能性に応じて、すなわち目標が静止しているか移動中であるかによって変えられる。

 軍用車を含む装甲車は地雷に対してはもろい。道路妨害、罠、計略、他の車輌による妨害、火炎ビン、重火器による砲撃などは、輸送手段に対する襲撃としては効果的な方法である。

 重車輌、着陸した飛行機、停泊中の船舶は乗っ取られやすく、乗組員や護衛はわれわれの前に屈する。飛行中の航空機は一人の人間のゲリラ活動によって進路を変えさせることができる。

 走行中の船舶や列車は、武器、弾薬を捕獲したり、移動中の部隊を阻止するためのゲリラ戦によって襲撃や乗っ取りを受けやすい。

 

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都市ゲリラ・ミニマニュアル
はじめに定義資質生きのびるか技術上の準備武器射撃戦闘グループ兵站技術技術の特徴緒戦の優位奇襲地理機動性とスピード情報決断目的
行動様式と性格襲撃銀行襲撃奇襲と潜入占拠待ち伏せ市街戦術ストライキと作業放棄脱走、武器・弾薬・爆薬の強奪・奪取・流用囚人の解放処刑誘拐破壊工作テロリズム武装宣伝神経戦戦闘を行なう分析負傷者ゲリラの安全七つの大罪大衆の支持都市ゲリラ戦争はゲリラの学校である

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