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都市ゲリラ・ミニマニュアル(都市ゲリラ教程)
The Minimanual of the URBAN GUERRILLA
by Carlos Marighella

 
神経戦
 

 神経戦あるいは心理戦は攻撃に関する技術の問題であり、人々の口伝えにさまざまな情報を流して交配者の士気を喪失させることである。

 政府はマス・メディアに検閲を強制し、政府に不利益になるいかなる言動をも封じることによって守勢から脱しようとしている。しかし、かえってそのために心理戦においては政府はつねに不利な立場にいる。

 この点に関しては、政府は絶望的になっており、矛盾はますます拡大し、威信も失墜し、マス・メディアの規制はいつでも失敗に帰し、時間とエネルギーを浪費している。

 神経戦の日的はデッチあげのニュースを流すことである。つまり、デマをその節の権威者の間に拡げ、あらゆる人がそれに耳をかす。このようにして、政府に対して、いらだち、不信、不安、猜疑心を抱かせる。

 神経戦において、都市ゲリラが用いるもっとも効果的な方法は次のようなものである。

  1.  電話、手紙などの手段を使って警察・政府に官庁などの爆破計画、テロ活動、および誘拐、暗殺計画などのデマ情報を流すこと。それは政府の要人たちの神経をすりへらすことが日的である。
  2.  デマを流して警察の注意を分散させること。
  3.  政府を不安がらせるようなうわさを流すこと。
  4.  可能なかぎり政府あるいはその代表機関の腐敗・失策をあばくこと。そして、政府の支配下にあるマスコミを通じての政府の釈明、正当化を混乱に落し入れること。
  5.  外国大使、特にアメリカ合衆国大使、ローマ教皇大使、そして人権保護あるいは報道の自由を防衛すべき国際司法委員会への非難を表明すること。具体的な条約、法律達反、軍部独裁による暴力の行使をあばきだすこと。さらに革命戦争を続けることによって、人民の敵どもに本当の危険を知らしめること。
 

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都市ゲリラ・ミニマニュアル
はじめに定義資質生きのびるか技術上の準備武器射撃戦闘グループ兵站技術技術の特徴緒戦の優位奇襲地理機動性とスピード情報決断目的
行動様式と性格襲撃銀行襲撃奇襲と潜入占拠待ち伏せ市街戦術ストライキと作業放棄脱走、武器・弾薬・爆薬の強奪・奪取・流用囚人の解放処刑誘拐破壊工作テロリズム武装宣伝神経戦戦闘を行なう分析負傷者ゲリラの安全七つの大罪大衆の支持都市ゲリラ戦争はゲリラの学校である

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