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都市ゲリラ・ミニマニュアル(都市ゲリラ教程)
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武装宣伝 |
個々の武装行動を含む都市ゲリラ諸活動をうまく調整することは、武装宣伝を行なうための主要な方法となる。 確定した目的をもって続けられてきたこれらの行動は、必然的にマスコミを通じての宣伝材料になる。 銀行襲撃、待ち伏せ、脱走、武器強奪、政治犯の救出、誘拐、破壊工作、テロル、神経戦などがその好例である。 ハイ・ジャック、あるいはゲリラ兵士によって船舶や列車を襲撃し捕獲すること、それらは非常な宣伝効果がある。 しかし、都市ゲリラは秘密出版を無視してはならないし、ガリ版、複写機などを用いて反独裁のための宣伝・煽動のために地下新聞、パンフレット、ビラ、スタンプなどを作らねばならない。 都市ゲリラは秘密出版物を利用することによって、厖大な人民を革命運動に参加させることができる。それは革命的な宣伝を続けていこうとする者が、永続的な闘いの火蓋を切っておとすことによって促進させることができるのである。たとえゲリラの行動が一人ぼっちの行動になろうとも、あるいは革命家としての危険を犯すことになろうとも、遂行しなければならない。 都市ゲリラは創意工夫して、秘密出版物や煽動材料を反政府文書として手製ロケットカタパルトなどを用いて遠方にばらまくことができる。またそれをテープに録音し、放送局を占拠し、拡声器を用いて、あるいはじかに壁に書きつける等の方法により、遠方に宣伝することもできる。 そうすることによって、都市ゲリラは、宣伝を通じて大衆に武装作戦の性格を知らせることができるのである。 特定の人間に首尾一環して宣伝文書を送り続け、都市ゲリラの武装行動の意味を納得させることは、効果的な練果を生みだすだろうし、大衆の一部に確固たる影響を作り出す一つの方法にもなる。 あらゆる可能な宣伝によってこれらの大衆の心を捕えたからといって、都市ゲリラ活動がこの人々すべてに肯定されるとは限らない。 時には、人民の一部の支持をとりつけるだけでも十分である。このことは以下のスローガンを浸透させることによってなされうる。すなわち"革命家のために何もしようと思わない人間にはそれを強制するな!"と。 |
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