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オサマ・ビン・ラディン情報

Osama (Usama) bin Ladin(Laden)
 

ABCNEWSより。

 

オサマ・ビン・ラディン(Osama Bin Ladin)独占インタビュー
●テロの銀行家と話す

John Miller Interviews Osama Bin Ladin
 ABCNEWS通信員ジョン・ミラー(John Miller)は、アフガニスタンの山々を越えて、オサマ・ビン・ラディンの秘密の隠れ家に歩いていった。これは、サウジ追放者の世界的なテロ・キャンペーンについて独占インタビューするためだった。 (ABCNEWS)

 

ABCNEWS.com
アフガニスタンのどこか、5月28日 ――武装イスラム闘士は、南アフガニスタンの山々を歩いて、オサマ・ビン・ラディンの秘密の隠れ家にABCNEWS通信員ジョン・ミラーとそのクルーを導いた。サウジアラビアの億万長者は、私的なテロ・ネットワークに、これから数週間以内にアメリカ人とユダヤ人を殺害するよう命じていた。これは、合衆国政府が世界で最も危険なテロリストと考えている人物への、ミラーのインタビューである。

 オサマ・ビン・ラディンは、敵についてはっきりと話した。その重要ポイントは次のとおりである。

重要ポイント
アメリカ市民をターゲットにしている彼のfatwa
世界貿易センター爆破事件との関係
クリントン大統領暗殺計画との関係
合衆国破壊への熱望
サウジ王家破壊キャンペーン
次の標的の場所
全世界的テロとの関わり
sheik Rahmanとの関わり

 

ジョン・ミラー:ビン・ラディンさん、アメリカ人にとって、あなたは興味深い人物です。富と安楽のあるところから、前線での戦いにやってきました。多くのアメリカ人は、それは普通ではないと考えるでしょう。

オサマ・ビン・ラディン:

ビン・ラディンのアフガニスタンの隠れ場所の正確な位置は、厳しく守られた秘密である。
(Magellan Geographix/ABCNEWS.com)

 アラーに感謝する。イスラムを理解していないなら、理解するのは難しい。我々の宗教では、アラーは、アラーを崇拝するために我々を創造したと信じている。アラーは我々を創造し、この宗教で我々を祝福し、聖戦「ジハード」を実行して不信仰者の言葉の上にアラーの言葉を掲げるように命じたのだ。
 我々が財力があろうと従わなければならないというのは、信仰の一形態であると信じている。これは、立ち上がってイスラムに戻る理由は財政難だからだと主張する西洋人とアラブ世界の世俗論者への返答である。それは正しくない。実際、人々がイスラムに戻るのは、アラーからの恩恵であり、彼らがイスラムに戻ることがアラーのために必要なのである。
 これは奇妙なできごとではない。ジハードの時代、数千人の裕福な若者たちがアラビア半島その他の地域を去った――そのうち数百人がアフガニスタン、ボスニア、チェチェンでなくなった。彼ら殉教者にアラーのお恵みがあるよう祈る。

ジョン・ミラー:あなたは、「世界最高手配者」とされています。アメリカ政府はあなたをとらえれば数百万円の懸賞金を払うつもりだという話もあります。これをどう思いますか? それはあなたを悩ませるでしょうか?

オサマ・ビン・ラディン:アラーを称えよ。アメリカ人が何を考えるかは気にならない。我々が気にするのは、アラーを喜ばせることだ。アメリカ人は、自分の宗教や自分の権利を信じている人たちに、自分たちを押しつける。連中は、テロリストであるパレスチナの我々の子どもたちを告発している。その子どもたちは武器を持っておらず、聖人に達してさえいないのだ。同時に、連中は飛行機と戦車で国を防衛し、ユダヤ国家は、これらの子どもたちの未来を奪うことを政策としている。
 クリントンはQanaのために主張し、子どもの首を切り約100人を殺害した恐ろしい虐殺を援護している。クリントンは、イスラエルが自己防衛の権利を持っていると述べ、主張する。アメリカの主張や、我々の首への懸賞金がかけられた事実などを心配してはいない。
 イスラム教徒として、我々の運命が設定されていると信じている。もし全世界が、我々の時代が来る前に我々をみなつかまえて殺すと決定しようと、我々は死なないだろう。我々の人生は設定されているのだ。アメリカがリヤド政権にどれほど大きな圧力をかけて我々の財産を凍結し、この偉大なる大義に人々が寄与することを妨げようとも、我々はアラーを信頼している。

ジョン・ミラー:「もしアメリカ人が勇敢なら、連中は来て私を逮捕するだろう」とおっしゃいました。私の国が何かそのようなことをすると考えているのですか?

オサマ・ビン・ラディン:過去10年間、アメリカ政府の没落、そして、冷戦遂行の準備はあっても長期戦を戦う準備のないアメリカ兵の弱体化を見てきた。これは、ベイルートでの二つの爆破のあとで海兵隊が逃げ出したときに証明された。それはまた、彼らが24時間未満で逃亡できることも示し、これはまたソマリアで繰り返された。我々はすべての出来事に備えている。我々はアラーを信頼している。

 

●アメリカ人に対するファトワ

ジョン・ミラー:ビン・ラディンさん、あなたは全イスラム教徒に、できるところでできるときにはアメリカ人を殺すよう呼びかけるファトワを発行しました。それは全アメリカ人を狙っているのですか、アメリカ軍だけですか、サウジアラビアのアメリカ人だけですか?

オサマ・ビン・ラディン:我々がすでに述べたように、アラーは我々に、イスラムの土地からすべての非信仰者を除去するよう、この宗教で命じた。特に、カーバ神殿があるアラビア半島から。第2次世界大戦後、アメリカ人はより攻撃的に、強圧的になったが、それは特にイスラム世界においてであった。
 我々は、この質問がアメリカ人から出されたことに驚いている。それぞれの行動は、同様の反応を導くだろう。我々は、イスラム教徒、イスラム教徒の子供と女性を悪から遠ざけておくために、このような処罰を用いなければならない。アメリカの歴史は、民間人と軍人を区別していないし、女性と子供すら区別していない。長崎などへの爆弾を使った連中なのだ。これらの爆弾は子供と軍の区別をつけることができるだろうか? アメリカは、すべての人々を破壊することを防ぐような宗教を持っていないのである。
 パレスチナにおけるイスラム教徒に対する諸君の状況は恥ずかしいものだ。アメリカに恥というものが残っているとすればだが。シオニストとキリスト教の軍の間の協力のあったサブラ(Sabra)とシャティラ(Shatilla)における虐殺で、子供たちの頭上で家が破壊された。また、イラクにおける臨時労働者の証言によれば、アメリカは100万人以上のイラクの子供たちの死という結果に終わった処罰を遂行したのである。
  これらすべてはアメリカの利益の名においてなされた。我々は、世界最大の泥棒にしてテロリストは、アメリカであると信じている。我々がこれらの猛攻をかわせる唯一の方法は、同様の手段を使うことだ。
 我々は、軍服を着た者と民間人の区別をつけない。彼らすべてがこのファトワの標的である。特にホバル(Khobar)爆撃後、アメリカの役人は、すべてのアメリカ市民が大使館の治安部門に連絡をとってイスラム教徒と活動家についての情報を得るように呼びかけている。ファトワは、イスラム教徒の殺害者、聖地攻撃者、イスラムの領土を占拠しているユダヤ人の援助者をもすべて含んでいるのである。

 

●世界貿易センター爆破

ジョン・ミラー:ラムジ・ヨウセフは信奉者でした。あなたは彼を覚えていますか? あなたは彼を知っていましたか?

オサマ・ビン・ラディン:ラムジ・ヨウセフは、世界貿易センター爆破後、有名なイスラム教徒となった。イスラム教徒なら誰でも彼を知っている。あいにく、私は事件前には彼を知らなかった。
 彼はアメリカの侵略からイスラムを守ったイスラム教徒として記憶している。イスラエルの利益を守るため、ユダヤ人を守るためにアメリカ政府がイスラム教徒を攻撃したのだとアメリカ人に知らしめるために、この事件を起こしたのだ。
 アメリカ人は、ラムジ・ヨウセフに続く多くの若者を見ることになろう。

ジョン・ミラー:ラムジ・ヨウセフが逮捕されたとき、あなたが支払いをしていた迎賓館にいたというのは本当ですか?

オサマ・ビン・ラディン:ニュースで報道されて私が知っているのは、彼がパキスタンのホテルで逮捕されたということだけである。

 

●大統領暗殺計画

John Miller: ワリ・カーン・アミン・シャー(Wali Khan Amin Shah)はマニラで逮捕されました。アメリカ当局は、彼があなたのために働き、あなたに資金援助され、その地に訓練キャンプを作り、その計画の一つとしてマニラ訪問中のクリントン大統領暗殺計画があった、と信じています。

オサマ・ビン・ラディン:ワリ・カーンはイスラム教徒の青年である。アフガニスタンでは、彼は「ライオン」とあだ名されていた。彼は最もよい青年の一人である。我々はよい友人であった。我々は、アラーが惨めな敗北によって彼らを追い払うまで、ロシアと、同じ塹壕でともに戦った。あなたは、彼がわたしたちのために働いたと言ったが、我々のなかにはだれか他の人のために働く者はいない。我々はみなアラーのために働くのであり、アラーの報酬を末のである。そして、クリントン大統領暗殺計画についてあなたは述べたが、それは驚くことではない。私はそれについて知らなかったが、驚きはしない。
 私が言ったように、すべての行動は、同様の反応をもたらす。クリントンは、彼が殺した者たち、その子供や母親を攻撃した者たちから何を期待するというのだ? それは驚くようなことではない。

ジョン・ミラー:合衆国の連邦当局は、現在も、エル・ホハル(El Khohar)とリヤドで合衆国軍を攻撃するようにあなたが命じ、投資したという疑いについて捜査しています。

オサマ・ビン・ラディン:アメリカ政府をなだめるためにサウジ政府が人々を投獄したあと、我々は人々とイスラム教徒を目覚めさせ、Ulimaからファトワを実行した。最も有名なのは、デーク・サルマン・ビン・ファハド・アル・オデー(Dhekh Salman bin Fahd al-Odeh)と、サファド・ベン・アブデル・ラーマン・エル・アウリ(Safad ben Abdel Rahman el Awli)であった。
 そこで我々がこれらのファトワを伝え、聖地から敵を排除するために人々を立ち上がらせたので、人々の中には、ハレド・エル・サイード(Khaled el-Sa'eed)、アブデル・アジズ・エル・メテム(Abdel Azziz el Me'them)、ハムード・アル・ハジェリ(Hamood al Hajery)、ミスレー・エル・サムライ(Misleh el Samray)のように、聞き入れる者もいた。彼らの殉教にアラーの恵みあらんことを。イスラエル国家の頭を高く上げ、アラーの地におけるサウジ政府のアメリカ政府との協力によって与えられた不名誉を取り除くよう、彼らは望んできた。
 預言者に祝福あれ、その計画に従ったこれらの若者が、偉大なる英雄であり、殉教者であるとみなす。我々は呼びかけ、彼らは答えた。我々はアラーに、彼らを受け入れ、耐え忍んだ彼らの親たちに恵みがあるよう祈る。

ジョン・ミラー:あなたはアメリカでテロリストのリーダーという烙印を押されています。あなたの信奉者にとって、あなたは英雄です。あなた自身ではどう考えていますか?

オサマ・ビン・ラディン:以前にも言ったとおり、私はアメリカがどう言うかは気にしていない。我々自身と我が同胞たちは、崇拝してその書と預言者に従うように我々をお作りになったアラーの崇拝者であると見なしている。私はアラーの崇拝者の一人である。私はアラーを崇拝しており、それはアラーの言葉を掲げて全イスラム領からアメリカ人を追い立てるためにジハードを実行することも含まれる。

 

●合衆国破壊への熱望

ジョン・ミラー:アフガニスタンでムジャヒディーンがロシアを破るとは誰も考えていませんでしたし、誰もが驚きました。将来、中東におけるアメリカの関与と、あなたのようなグループのとる未来についてどうお考えですか。

オサマ・ビン・ラディン:アメリカの作ったNATOは、ヨーロッパとアメリカをロシアから守るために兵器を改良するのに4億5500万米ドルを費やしている。それでいて彼らは一発も撃っていない。アラーはイスラム教徒、アフガニスタンのムジャヒディーン、他のイスラム諸国出身の者とともに戦う者とともにいらっしゃる。我々はロシアと元ソ連邦と戦って、言うまでもなく彼らをうち破ったが、アラーが破ったために彼らはいなくなったのである。学ぼうと思う者に対して、これは学ぶべき教訓である。
  ソ連邦は1979年の12月の最後の週に侵入し、アラーの助けでその旗は数年後の12月25日に引きずり下ろされて投げ捨てられ、ソ連邦と称するものは何も残らなかった。
 預言者に祝福あれ、彼によって約束されたアメリカ人とユダヤ人に対するアラーの勝利と我々の勝利を、我々は確かなものにしている。「審判の日は、イスラム教徒がユダヤ人と戦うまで来ないであろう。ユダヤ人は木と石の影に隠れ、木と石は告げて語る、『イスラム教徒よ、私の後ろにユダヤ人が来て彼を殺した』と」。
 我々は勝利を確信している。我々のアメリカとの戦闘は、ロシアとの戦いよりも巨大なものだ。アメリカ人はかつてだれも犯したことのない非常に愚かな誤りを犯した。彼らはイスラム教のシンボルである2億人のキブラ(Kibla)を差し押さえた。この反応は、イスラム教徒の学者と若者を非常に奮い立たせたのである。
 我々は、アメリカのための黒き日と、合衆国の合衆国としての終焉を予告する。そしてそれは分裂状態となり、我々の土地から退却して、息子たちの遺体を集めてアメリカに送り返すことになるであろう。アラーはそれを望んでいらっしゃる。

 

●サウジ王室

ジョン・ミラー:サウジ王室の未来と、そのアメリカ、ならびに合衆国軍との関係はどうなると考えていますか。

オサマ・ビン・ラディン:歴史はあなたの質問への回答を示している。国益を売り、国民を裏切り、イスラム国家から取り除く行動を行なったいかなる政府も、成功しないだろう。
 ユダヤ人・キリスト教徒とともに立ち、聖なる神殿アル・ハラミエン(Al-Haramien)をユダヤ人とアメリカ国籍その他のキリスト教徒に没収されたリヤドの指導者とその一族は、滅亡するであろうと予言する。彼らはイスラム国家から離れてしまった。
 我々は、イラン王室のシャーのように、ちりぢりになって消えるであろうと予測する。アラーは彼らに最も聖なる地の富を与え、石油からの未曾有の富を与えたが、彼らは罪を犯し、アラーの贈り物の価値を貴ばなかった。我々は、イスラム国家に対する大惨状が、特にイラクのイスラム教徒に起こったあと、破壊と離散があるだろうと予言する。
 預言者は「猫のために女は地獄に行った。彼女はそれに食べさせず、自分の食事を猫から隠した」という。彼女は猫に食べさせずに死に追いやったために地獄に行ったが、イラクのイスラム教徒の数百万人を隔離するために数十万の軍勢を送るのに合意して理屈を付けた者はどうなるのだろうか?

ジョン・ミラー:サウジ政府は、アメリカ軍にとどまっていてもらいたがっていると思いますか?

オサマ・ビン・ラディン:これは違いを作るわけではない。アメリカの反対、侵略、貪欲はいまだに存在しているからである。彼らは政府の言葉によって来た。政府がとどまってほしいと考えようと離れてほしいと考えようと、違いは生まれない。若者たちがあなた方に木の箱と棺桶を送るとき、あなた方はアメリカ軍人と民間人の遺体をそこに入れて去ることだろう。あなた方が去るのはこのときだ。
 イスラム大衆は、イスラム世界を解放することに向かって進んでいる。アラーは望んでいる。我々は勝つ。

 

●次の標的

ジョン・ミラー:あなたのメンバーがソマリアのアメリカ人を相手にしたときの状況を詳しく説明してくれませんか? あなたはどこにいたのですか?

オサマ・ビン・ラディン:アラーが我々にアフガニスタンでの勝利をもたらしてくださり、正義が明らかになり、イスラム国家のイスラム教徒を数百万人殺害した者たちが死んだのち、イスラム教徒の精神から、超大国神話が取り除かれた。若者たちはアメリカを超大国として見るのをやめた。アフガニスタンを離れて、彼らはソマリアに向かい、長い戦いの準備をした。アメリカはロシアと同様になるだろうと考えて。しかし、彼らはアメリカが30万人の大軍を送り込んだときには驚いて、世界中からさらに多くの軍勢を集めた――パキスタンから5000人、インドから5000人、バングラデシュから5000人、エジプト、セネガル、その他サウジアラビアなどからから5000人。
 若者たちはアメリカ兵の士気の低いのに驚き、アメリカ兵は張り子の虎だという思いを以前よりもはっきりと認識した。数回の打撃のあと、世界の指導者、新世界秩序(ニューワールドオーダー)の指導者による湾岸戦争と基盤施設の破壊――そして乳児用人工乳工場、食糧生産に必要なすべての民間工場、橋、ダムの破壊――を残して、アメリカは鳴り物入りの宣伝やメディア・プロパガンダもすべて忘れて、敗れて逃げた。何度かの打撃の後、彼らはこの見出しを忘れ、死体と不名誉な敗北を引きずって逃げ、そういう見出しを使うのをやめた。そして、アメリカという名前は実態よりはるかに過大評価されていることを思い知ったのだった。
 これが起こったとき、私はスーダンにいて、この大いなる敗北を大いに喜んだ。それはすべてのイスラム教徒を喜ばせることである。
 アラーは、次の勝利がサウジアラビアのヘジャズとナジドであることを望んでおられ、それはアメリカ人にベトナムとベイルートの恐怖を忘れさせるほどのものになるだろう。

ジョン・ミラー:多くのアメリカ人は、アフガニスタンで起こったような軍対軍の戦いは双方の軍にとって栄光であるけれども、世界貿易センターのように民間人や子供が殺害されるような爆弾を仕掛けるのはテロリズムだと考えています。

オサマ・ビン・ラディン:彼らが受け入れているわけではない話をしているね。アフガニスタンでの我々の勝利とロシアの敗退後、アメリカのメディアに誘導されている世界のメディアは、我々に反対するキャンペーンを始めた。ロシア人は1989年、ほとんど10年前に撤退したという事実にもかかわらず、それは今でも続いている。本物のテロリスト、アメリカ人に対してムジャヒディーンがとったいかなる行動もないのに、我々をテロリストとして糾弾するキャンペーンを行なってきたのである。これは一方的だ。
 一方で、アメリカの政策は、民間人と軍人と子供、人間と動物を区別しているとは認められない。たとえば、私は以前に長崎と広島のことを話した。ここでは、彼らはすべての人々を除去しようとした。
 イスラム教徒に対しては、イラクの子供たちの数十万人の死を証言した西洋人とキリスト教徒の証拠がある。そして、Qana、イスラエル人とShattila、ディル・ヤシン(Dir Yasin)とボスニアがある。
 十字軍戦士は、我々の母、姉妹、子供たちの虐殺を続けた。アメリカはいつも彼らを支援する決定を行ない、イスラム教徒からのミサイルを防ぎ、セルビア人がイスラム教徒を虐殺するのを認める決定を行なってきた。
 あなた方は、これらの行動を防ぐような宗教を持っているのではない。だから、あなた方は同じような目に遭うことを反対する権利はない。すべての行動は反応を導く。犯罪には処罰がふさわしい。同時に、我々の主要な標的は軍人であり、そこに働いている者である。
 我々の宗教は、戦闘員ではない無辜の子供、女性を殺害することを禁じている。自分自身が塹壕に入る女性兵士は、男性兵士と同じ扱いを受ける。

 

全世界的テロ統合

John Miller: あなた方のように、アメリカを攻撃するための方法と手段を決定する別の集団の指導者による高次の会議は存在しますか?

オサマ・ビン・ラディン:アメリカ人が聖地に侵入後、イスラム世界にはかつて見たことのない多くの感情が巻き起こった。大会議は数日前にパキスタンで開かれ、それにはパキスタンの150人の学者が参加した。会議の目的は、聖地を解放するために働き、この地域のイスラム大衆の間の努力を調整することであった。
 また、アラーの祝福で、アフガニスタン、インド、その他のイスラム国家の学者たちからの個人的ファトワが通過したが、ここに偉大な合同ファトワが通過した。協力はこの宗教の一般的支援者の間に広がりつつある。この努力から、「ユダヤ人と十字軍に対するジハードのための国際イスラム戦線」が作られ、それは他のグループとともに我々も加わっている。これはユダヤ人と十字軍に対するジハードを遂行するイスラム教国家の奮起を調節する最高会議を有する。

ジョン・ミラー:大多数のアメリカ国民はオサマ・ビン・ラディンの名前を知らないが、まもなく知られることになるでしょう。アメリカ国民に何かメッセージがありますか。

オサマ・ビン・ラディン:アメリカ国民は、指導者の地位を売国的な指導者に委ねた、と言いたい。これは、クリントン政権で特にひじょうに明らかになっている。アメリカ政府は、アメリカの内部のイスラエル勢力を示すエージェントであると考えている。国防総省や国務省のように現在の政府の機密省庁や、CIAその他の機密治安機関を見れば、我々はユダヤ人がアメリカ政府で第一の発言権を持っており、それこそ彼らがアメリカを使って世界、特にイスラム世界での計画を遂行する方法なのである。
 聖地にアメリカ人がいることは、ユダヤ人を支援し、ユダヤ人の背後を安全にすることになる。数百万人のアメリカ人が路上生活者で、生活水準以下、貧困ライン以下で生活しているこの時代、イスラエルが我々の土地を占領して聖地に植民地を建設するのを助けるようにアメリカが向かっていることがわかる。
 アメリカ政府は、ユダヤ人の利益のために、サウジアラビアにいるアメリカ人の生命を見捨てている。ユダヤ人は聖なる書コーランの中でアラーが、ウソと殺害によって預言者を攻撃した人々、マリアを攻撃して大罪によって彼女を告発した人々であると示しておられる。彼らは、アラーの預言者を殺した人々だ――彼らは殺し、犯し、人類から盗まないだろうか?
 彼らは、全人類は自分たちが使うために創造されたと信じており、アメリカ人は最も使い勝手のいい創造物であると思っている。アメリカ政府は、アメリカを破壊に導き、アメリカは次の10年間にも超大国であると信じて疑わない者たちもいる。
 だから、一国民としてのアメリカ人に告げる。兵士の母たちに、一般のアメリカの母親たちに告げる。自らの命と、子供たちの命を大切に思うなら、国益を求め、ユダヤの利益を求めるのではない愛国的な政府を見つけよ。
 専制政治が続くことは、アメリカに戦いをもたらす。ラムジ・ヨウセフその他のように。自らの国益を求めて他人、他の土地、他の名誉を攻撃しないようなまともな政府を求めよ、というのがアメリカ国民への私のメッセージである。

ジョン・ミラー:ビン・ラディンさん、わたしたちの聞きたいことはほとんど終わりました。私が尋ねていなくて、あなたが付け加えたいことはありますか?

オサマ・ビン・ラディン:我々はイスラム教徒大衆との密接な関係があるということを強調したい。アラーを称えよ。聖地解放問題は個人的な欲望ではなく、私は一人のアラー崇拝者であり、そしてイスラム国家のアラーの兵士の一人なのである。
 運動は早く、軽く前進している。そして、アラーの助けにより、我々のアメリカとユダヤ人に対する勝利を確信している。我々は、反応の大きさに確信を得ている。彼らは立ち去ることを毎日遅らせている。そして彼らが毎日ぐずぐずしているあいだ、彼らはイスラム国家から新しい死体を受け取ることになろう。
 サウジアラビア政府は数か月前、断食月(ラマダン)に、数多くのミサイル、対空ミサイル、SAM、ストリンガー・ミサイルを押収した。
 海外で、250名の兵士の載った輸送軍事飛行機に対してSAMミサイルが発射されるとき、アメリカ政府は国民にいいわけできるのだろうか? 彼らはその死を正当化できるのだろうか? サウジアラビア政府が押収したものは、捕捉されていないものよりはるかに少ない。アメリカ政府は、もし固執するものが残っているなら、特に聖地から、そしてすべてのイスラムの領土から息子たちを引き上げる以外の方法はない。そして、我らの領土を占拠しているイスラエル政府とユダヤ人を如何なる方法でも援助することを控えることだ。

 

●シャイフ(長老)・アブデル・ラーマンとの関係

 我々は、アメリカ政府のイスラム教徒に対するいかなる攻撃についても、また国民の利益に反する我々の国々の政権に対する支援についても、完全な責任を課す。我々はまた、イスラムの象徴、シャイフ・アブデル・ラーマンへの攻撃にも責任を課す。この方はアラーが真実を語るように勇気を与えた最も優れたイスラム教学者の一人と思われる。
 彼は健康状態が悪いと聞く。そして60歳の年齢であって盲目であり、アメリカの扱いはひどい。シャイフ・オマルの投獄は、イスラム教の宗教、そして諸国に対する攻撃である。我々は、シャイフ・オマルの投獄に、そして他のアメリカにいるイスラム教徒の投獄に責任を課す。
 アメリカのジャーナリストに対する私の言葉は、「我々がなぜそれを行なったかを尋ねるな。彼らの政府が何をすることによって、我々自身を守らざるをえなくしたのかを尋ねよ」ということだ。
 私の言うべきことはこれですべてである。

ジョン・ミラー:どうなさるつもりか、短くお答えいただきたいのですが、アブデル・ラーマンが先週発表した新しいファトワについて述べる機会はありましたか?

オサマ・ビン・ラディン:ない。

ジョン・ミラー:あなたの持っている銃の話、それをどうやって手に入れたかをお伺いすることができるでしょうか? アフガン戦争のとき、キャンプへの3日間攻撃にいたロシア人との接戦で手に入れたというような伝説がいろいろあるのです。

オサマ・ビン・ラディン:我々はロシアとの危険な戦いをくぐり抜けた。ロシアについて語るのは、西洋に知られている残忍さと危険さで充分だ。彼らは我々に毒ガスを使い、私はそれを浴びた。彼らは我々の場所に航空機を使い、我々は多くの兵士を失ったが、以前と違って、多くの特殊急襲部隊攻撃を阻止することができたのである。

ジョン・ミラー:歴史によれば、1897年、テディ・ルーズヴェルトは前線で戦った栄誉ある状況で成長した裕福な人物であり、軍とは別の自分の部隊を集め、自分自身のメンバーを厳選し、戦闘に赴きました。あなたは中東版のテディ・ルーズヴェルトに似ています。

オサマ・ビン・ラディン:我々はアラーの崇拝者であり、我々の任務を遂行する。我々の義務は、すべての国家に、光と結合するよう呼びかけることだ。我々の第一の義務は、この宗教の民であることであり、この宗教のために戦うことである。
 我々が発展してから、アメリカの兵器は我らの頭上に、我らの子供と母親の頭上にやってきた。Qanaその他のように。
 西洋人は、我々が虐殺者であるかのような印象を持ってきた。彼らはまさに、東欧、トルコ、アルバニアなど、イスラム教を保護し、数世紀にわたって幸福に共存してきた隣人たちに目を向ける必要がある。イスラム教徒を虐殺者としか報道せず、はるかに多数の虐殺されてきた我々の数については示さない、ユダヤ・メディアの影響のもとに西洋大衆は置かれている。
 人々を光に導くのが我々の義務である。

 
このシリーズ
ビン・ラディンの巣窟への旅
オサマ・ビン・ラディン訪問
インタビューの起こし
ビン・ラディン――テロ銀行家、民族のヒーロー、追放者
攻撃に備える

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