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オサマ・ビン・ラディン情報

Osama (Usama) bin Ladin(Laden)
 

英国オブザーバー紙の記事より。

 

●急襲の動機の疑惑

By Ed Vulliamy in Washington
1998年8月21日金曜日

クリントン大統領の政治的対立者は、昨日、アフガニスタンとスーダンへの攻撃を賞賛する者と、モニカ・ルインスキー・スキャンダルの最悪の時間帯から注意を逸らすためであると告発する者とに二分化した。

攻撃の詳細が国防総省の記者会見で示されたとき、国防長官ウィリアム・コーエンは映画「ウワサの真相(ワグ・ザ・ドッグ)」について尋ねられた。この映画は、セックス・スキャンダルから注意を逸らすために合衆国大統領が戦争を作り上げるというフィクションである。

共和党上院議員と下院議員のなかには、軍事行動に乗り出す決定と、スキャンダルで深まっている大統領の自暴自棄とのあいだの関係を問いたださずにはいられなかった。

しかし、目立った一致にもかかわらず、共和党指導部は大統領の路線に沿った。上院多数党の指導者トレント・ロットは、差し迫った攻撃を知らされていたと述べた。それは、クリントン氏の決定を賞賛した下院議長ニュート・ギングリッチも同様であった。

空襲は、ルインスキーさんが大陪審で証言し、大統領の証言が彼女の証言と矛盾しているために偽証罪のわなにかかるのではないかという報告のさなかに起こった。

テロ・海外作戦委員会に在籍している上院議員アーレン・スペクターは、「転換戦術」の可能性を指摘した。

インディアナ州選出のダン・コート上院議員は、この攻撃を「政治的動機」と呼び、「タイミングは極上だ」と述べた。

クリントン政権はその告発を否定した。彼らの言い分では、攻撃は純粋に軍事的に安全保障の観点から行なわれたという。

「ウワサの真相」について尋ねられて、仏頂面のコーエン氏は答えた。「本日のこの行動を導いた唯一の動機は、アメリカ国民をテロ行為から守るという絶対的な義務であった。それ以外の考慮はまったく関係ない」

ルインスキー事件について大統領を告発する権限を持っている裁判委員長、上院議員オリン・ハッチは、昨日、真っ先に彼を助けに来た。「外交方針については、政策は違っているし、政治的違いは水際で終わる。我々は、これについては大統領を支援する……私は、大統領が攻撃的な行動を追求しているのを喜んでいる」

 

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