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オサマ・ビン・ラディン情報

Osama (Usama) bin Ladin(Laden)
 

ABCNEWSより。

 

オサマ・ビン・ラディン:テロ銀行家、民族の英雄、追放者
●私的テロリストのプロフィール

John Miller Interviews Osama Bin Ladin
ABCNEWS通信員ジョン・ミラーはアフガニスタンの山々を歩いて、オサマ・ビン・ラディンの秘密の隠れ家に至り、サウジから追放された者の全世界テロ作戦について独占インタビューした。 (ABCNEWS)

 

ABCNEWS.com
 オサマ・ビン・ラディンは、実際のところ、合衆国の有名人というわけではないが、もしこれから数週間のうちにアメリカ人を殺害するという誓いを実行するなら、多分そうなるだろう。
 合衆国国務省によって「世界のイスラム教過激派活動家で最も重要な資金支援者の一人」とレッテルを貼られたビン・ラディンは、ここ数年の多くの主要なテロ攻撃と主導権に関連がある――世界貿易センター爆破事件、クリントン大統領と法皇暗殺計画、サウジアラビアとソマリアでの合衆国軍攻撃など。
 彼は数百万ドルを使って、スーダン、フィリピン、アフガニスタンのテロ訓練キャンプに資金を出し、チェチェン、タジキスタン、さらにボスニアで、革命を煽動し、北アフリカじゅうのイスラム原理主義軍とともに戦うために、聖戦士を送り込んだ。
 1958年生まれのビン・ラディンは、サウジアラビアの最も裕福な建設業者の52人の息子のうちの十七男である。サウジの情報源の記憶では、彼は普通の青年だったが、強烈な信仰が現われ始めたのは、彼の一族の会社が再建にかかわったメッカとメディナの古代の聖なるモスクに魅了されたときであった。
 1980年代、ビン・ラディンは快適なサウジの自宅を離れ、ソ連に対するアフガン聖戦に参加した――皮肉にも、合衆国がCIA経由でアフガン・レジスタンスに30億ドルを出資したのはこの戦いのためだった。
 ビン・ラディンはアフガンのアラブ人のリーダーとなり、地域のヒーローとなったが、最初から最後まで合衆国の影響からは慎重に距離を置いた。戦争は、合衆国政府の憎悪と、過激なビン・ラディンの政策を結びつけた。
 後、彼はサウジ王家を「イスラム教徒には不十分だ」と述べ、運動を過激化させるために、暴力の使用をますます主張するようになった。サウジ政府はビン・ラディンを追放したので、スーダンに亡命した――しかし、合衆国、エジプト、サウジの圧力で、五年後、その国からも追放された。1996年、彼はアフガニスタンへ亡命した。
 タリバーンと親密な元ムジャヘディン司令官によれば、アフガニスタンでビン・ラディンは、隠遁者で片目のモハメド・オマルの指揮下、カブールのタリバーンの攻略に出資し、オマルの最も信頼される顧問となった。
 ビン・ラディンは、一族の50億ドルの資産のうち、3億ドルを個人的に統制しているといわれている。テロの財政家としての彼の役割は中枢的である、と専門家はいう。なぜなら、彼は彼自身の私的なテロネットワークを構築し、投資することで、過激派運動への投資に革命をもたらしたからである。
 ビン・ラディンは運動に、彼自身の財産だけでなく、商才をも捧げた。そして、「イスラム救済財団(Foundation for Islamic Salvation)」と呼ぶ漠然としたネットワークを通じて――その情報源は、合衆国、ヨーロッパ、中東の企業からカネを集めていると述べる――強力な修道者は、世界中のテロ運動の振興に資金を送り込んできたのである。

 
このシリーズ
ビン・ラディンの巣窟への旅
オサマ・ビン・ラディン訪問
インタビューの起こし
ビン・ラディン――テロ銀行家、民族のヒーロー、追放者
攻撃に備える

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